細々、山に生きる

下落する丸太価格

丸太の価格が下落しています。

最近市場へ出品したヒノキの丸太。0.5m3で3000円という売り上げでした。確かに、梅雨の時期で、切った後すぐに出せなかったのであまり高い値段は期待していませんでしたが、これは安い。。

材積のイメージは、末口(丸太の梢の方の直径)が50cmで4mの丸太が1本で1m3です。末口30cmで4mだと3本で1m3、末口25cmで4mだと4本で1m3です。とはいっても、末口30cmを超えるヒノキ丸太はなかなか出ません。

過去の丸太の価格の推移を調べてみました。
a0254759_2217817.jpg

【参考:長野県林業統計書】
昭和50年代には1m3、7万円していたヒノキが今や2万円まで下落しています。
カラマツ、アカマツも最高値時期の半額です。
安い外材が輸入される中、国産材需要が低下していることが一つの要因と言われています。

更に、ここ1年の推移を、伊那の丸太市場に着目して見てみます。
a0254759_2217486.jpg

【参考:”長野県の林業”】
ヒノキは2万円どころではありません。1万5千円まで下がっています。
非常に厳しいです。

市場の担当者に聞くと、
「夏場に価格が下がる傾向はあるが、今回の価格下落はそれだけが原因ではない。低需要の中、供給量が増えているのも原因」
とのことです。

来年から補助金体制がかわり、(簡単に言えば)「搬出した分だけ補助金がもらえる」ようになります。林業事業体はとにかく丸太を搬出し、補助金稼ぎのために(市場での価格は気にせず)市場へ丸太をどんどん持ってくることが予想されます。そうすると、供給量ばかりが増え、当然更に丸太価格が下がっていくのではないか、非常に心配です。

正攻法に、木を切って、丸太を売って暮らすという林業はもうやっていけなくなるかもしれません。1m3、7万円で売れれば本当に生きて行けるのに!

「補助金制度」には光と影があることを認識しておきたいものです。
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by k1ro_kanai | 2012-07-13 22:31 | Comments(0)

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