細々、山に生きる

丸太の値段その3(ヒノキ)

樹齢35年生のヒノキ林の間伐材。
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トラック1台に3m材を14本積んで材積はおよそ1.2m3。

これだけの丸太、チェーンソーでの伐採、造材、そして人力での搬出、積み込みを2人で半日かかりました。

これが今回市場でついた値段。13000円/m3でした。つまりこの軽トラ1台で15000円の売り上げにしかなっていないということです。

普段、同様の規格のヒノキは20000円/m3程度で売れます。それでも伐採などの施業費の方がかかってしまう場合があります。しかしどういうわけか今回販売単価が低く残念でした。

いずれにしてもこれでは山の木は動いていきません。山に手が入らなくなるのも当然です。
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by k1ro_kanai | 2014-04-06 21:49 | Comments(3)
Commented by 森守 at 2014-05-23 21:35 x
いつも興味深く拝見させていただいてます。軽トラに載せられた丸太の佇まいから丁寧な仕事が想像できます。
樹齢35年生の間伐材に木材市場で13000円/m3の値段がついた。これでは山に手が入らない・・・、それは本当でしょうか。誰がどのような経緯で、ここに一本数百円(当時はわかりません・・)のヒノキ苗を植えたかは推察できませんが、育てて35年経ったヒノキ一本辺り単価は計算すれば大体わかります。増えてますか?減ってますか?価値?単価?は誰が見てもわかるように明らかな増加を見せていると思います。この先、残された間伐後のヒノキ林に価値や単価の上昇が見られないのであれば、おっしゃる通り「山に手がはいらない。」と言ってもいいでしょう。しかし、貴殿が描く素晴らしいヒノキ丸太をその場で生産することができた場合、今回の間伐作業やそれ以前の植林、下草刈り、枝打ち等におけるマイナス収支は相殺できないのでしょうか。それこそが森林所有者や林業者の最後の砦ではないかと私は認識しています。一定の要件により補助金での間伐作業が容易にできるが故に見え難くなっていますが、良い悪いは別にして「利回り」がそこにあるから成り立つ生業なのではないでしょうか。(続く)
Commented by 森守 at 2014-05-23 21:35 x
言うまでもありませんが、「今回の作業はこの位経費が掛かってしまいましたが、数十年後ここのヒノキはこれだけの価値を生み出します。」と言えるか言えないか。そんな未来に対してロマン(古い?)が描ける、唯一(言い過ぎ?)の産業なのではないでしょうか。自戒も含めて、意見させていただきました。
Commented by k1ro_kanai at 2014-05-28 22:00
森守さん〉
コメントありがとうございました。確かに1本数百円の苗木がすでに数千円の価値になっている。そして残されたヒノキはさらに成長し価値を増していく。森全体の価値を上げていく施業をしていきたいと思います。そう考えれば先行投資を少しでも抑えるように努力できたと考えてもいいかもしれません。いずれにしても山主さんが山の未来に希望を描けるような施業者でありたいと思います。今回施業費をいただいた後、間伐材の売り上げを数万円お返しできました。(施業費以下の金額ですが。)その時の山主さんの表情には驚きとうれしさがありました。お金だけで喜びを測ってはいけませんし、山主さんがお金に喜んだわけではないと思います。山が活かされることに喜んでくれたのではないかと思います。  山林を喜びの種に変えていけるよう努力したいです。

信州伊那谷ー山から社会を考えよう
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