細々、山に生きる

大型製材工場へ丸太を納入

信州Fパワープロジェクトと題した大型製材工場、兼木質バイオマス発電所が長野県中心部の塩尻市に建設され、このほど稼働が始まりました。(発電事業(発電能力10メガワット)は2年後からということです。)http://fpp.shiojiri.com/aboutfpp/categories/01_about.html

Fパワープロジェクトで年間に必要な丸太量は、製材用10万m3、発電用万10.5万m3の合計20.5万m3です。現在の長野県の年間の丸太素材生産量(山から搬出される丸太の量)が約30万m3。つまり今、山から出てきている丸太の3分の2の量をこの工場に集めて来るというのです。  果たして集まるのか。。そんな心配をしてしまします。

我々、素材生産者にも丸太納品の要請が来ています。丸太の規格は細かく指定されていますが、買取単価はなかなか高い。  私の森林整備の現場から工場までの距離が遠く運材費がかさみますが納品してみることにしました。

先日のブログ記事で紹介した搬出した丸太を運びます。運材屋さんと一緒に片道1時間、製材工場まで同行しました。
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すごい量の丸太が集まっています。自分が運んだトラックは8m3積みですが小さく見えます。年間20万m3必要なわけですから、このトラックが1日70台丸太を運び込む計算になります。本当に集まるのか??長野県の森がハゲ山にならないのか?? 実際にここで丸太の山を見て改めて疑問を持ちます。
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そして最後の写真は併設のバイオマス発電施設。20万m3集めて(2.5万m3は製品になるが)この施設の発電能力10メガワットで供給できる電力は住宅1万6千世帯分。「だけ」。です。
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バイオマス発電は木材がもつ熱量のうち電気エネルギーに変わる率が低いのです。多くは燃やす際熱エネルギーとなり放出されます。 木を燃やすなら電気ではなく直接熱源として利用する方が利口なのかもしれません。(薪ストーブなど)  まあ、20年間保証のFIT(固定買取価格制度)に守られているうちはこれでも良いのでしょうが、持続可能な方法ではないと思っています。(発電の際の熱利用を工夫すれば効果大きくなりそうですが。)  それでも林業者にとっては貴重な売り先です。丸太が有効に活用されるよう協力して行きたいです。
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by k1ro_kanai | 2015-03-09 22:28 | Comments(0)

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