細々、山に生きる

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台所が凍った!

今朝も寒さの中、起きると。。

台所が凍っています。

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今シーズン初めてです。お皿がシンクに氷着いてとれませんでした。

自分の住まいは、簡素な造りのアパートなので、寒さも部屋に入りこみやすいのでしょう。今も白い息を吐きながらブログ更新中です。

最近の家は、断熱材に、二重サッシ。どれだけありがたいことか。

断熱材やガラスサッシがなかった一昔前の冬の暮らしは相当大変だったのだなと思います。先人に改めて畏敬の念を感じました。

今朝の伊那の最低気温を調べてみると-9.7℃。今シーズン1位タイ記録の冷え込みです。

それでも長野県内では温かい方です。

さらに、、
「地球温暖化」って本当にしているのか?と気になって、過去の伊那の気温を調べてみました。

するとすると、気象庁が素晴らしいデータを持っていました!↓気象庁HP↓
http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/index.php

過去の最低気温に着目して、データをまとめてみました。

伊那市の過去の1月の最低気温の平均と、-10℃以下の最低気温を記録した日数と、年間の最低気温です。

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1月の最低気温の平均と、-10℃以下の最低気温を記録した日数をグラフにしたものです。

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【参考:気象庁HP】
※2009年にアメダスの観測地点「伊那」は東春近から市役所前へ移動しました。
※2012年は今朝までのデータ。

どうでしょう。
過去の寒いときは今朝より7℃くらい更に寒かったわけです。
近年観測点が移動したせいもあるかもしれませんが、気温が高くなり気味ですね。

気になるのは今年はまだ1度も-10℃以下を観測していない点です。寒いのは嫌ですが、ちょっと心配です。

頑張れ、-10℃!

体調がすぐれないので温かくしてこれで寝ます。
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by k1ro_kanai | 2012-01-30 21:59 | Comments(0)

四苦八苦の搬出

高烏谷山麓で、伐倒した木の搬出をしました。

林業というと、木を切り倒す光景をイメージされる方が多いと思います。

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しかし、全作業の中で、木の伐倒が行われるのはほんの一部です。例えば丸太を生産する素材生産の部門についてみても、木を倒す前の調査や、段取り、作業路の開設、倒した後の木の造材(枝払いと既定の長さで丸太を切る(玉切り)こと)、丸太の搬出(トラックが入れる作業道まで丸太を出すこと)、そして運材(トラックで丸太を市場などへ運ぶこと)などなど、伐倒以外のたくさんの作業があります。伐倒にかける時間はこの中で1/4くらいでしょうか。

今日は、その中でも特に手間をとる搬出を丸1日行いました。

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搬出には架線を張る方法、ヘリコプターを使う方法など、山の状況や施業の予算などに応じてさまざまな方法があります。
今回は写真上方に見える重機で倒した木を掴み、下方の作業路まで送るという方法で行いました。

2人で1日作業して30本程ひっぱり出せた程度でした。急な、斜面や、深い雪に阻まれなかなか進みませんでした。何か効率的に搬出できる方法はないものか、、日本の林業を振興させる上で大きな課題です。
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by k1ro_kanai | 2012-01-28 16:06 | Comments(0)

冬景色

今朝の伊那谷

南アルプス

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中央アルプス

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山は雪雲で隠れたままでした。
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by k1ro_kanai | 2012-01-26 21:54 | Comments(2)

林業と雇用

山からの帰りのNHKのラジオ。

思わず音量を大きくしました。

「非正規社員1700万人」
雇用労働者の約3分の1が非正規雇用だという。この値は近年上昇中とのこと。
非正規雇用という形態がいいのか悪いのかということは言えないが、働いている人=正社員という感覚は時代はずれになってきているといえます。

解説者の大学教授が言うには、非正規雇用者が増えた一因として、家族経営の販売店などで働く自営業者が、大規模な量販店などで働くように(働かざる負えなく?)なったことが考えられるといいます。自営業者がへり、被雇用労働者が増えたため、そのなかから非正規雇用者も生まれてきたと言うようなことを言っていました。

んー。
林業はどうだろう?と考えてみました。

林業従事者には、2つのタイプがあると思います。

①自ら所有する山林で造林、素材生産(木の切り出し、販売)を行う者。

②他者の所有する山林を請け負って、造林、素材生産を行うもの。

もちろん両方を行う林業従事者もいると思います。
ちなみに私は②の人間です。

森林組合の作業班も②のタイプでしょうか。

私の推測ですが、かつては、①のタイプが多く、その多くが自営業者だったと思います。
②のタイプも1人親方的な自営の山師が多かったのではないでしょう?

最近はおそらく①の人々は②の人々へ、仕事を委託することが多くなっていると思います。
一方で②の人も自営ではなく雇用者として働く人が増えてきているのではと推測します。

だからなんなのか。といわれるかも知れませんが。。

個人的に関心の高い社会問題なのです。
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by k1ro_kanai | 2012-01-25 22:56 | Comments(0)

凍てつく伊那谷

極寒の1日でした。

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そんな中での森林整備。

アカマツ林がきれいに間伐できました。

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この辺りはマツタケの産地です。この森にもマツタケが生えるようになればいいなー、と思います。
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by k1ro_kanai | 2012-01-24 22:12 | Comments(0)

「風の谷」と「伊那谷」

久々の山仕事の後、夜、「風の谷のナウシカ」をDVDで見ました。

風の谷と、伊那谷、何が違うのだろう。

と、ふと思い、ちょっと分析してみます。

地形:伊那谷より、スケールは小さい(長谷や高遠の谷くらいでしょうか)ですが、両側の急峻な山、その向こうには簡単には行けない感じは似ています。山に挟まれた閉鎖的な感覚は共通ではないでしょうか。

風:風の谷も、伊那谷も強いです。伊那谷は時々、風、止まりますが。。

土地利用:谷底の平坦地に広い畑が広がっていて、伊那谷とよく似ています。よくみると、平地林もあります。後半焼かれてしまいますが。
しかし、工場や、高速道路はありません。

生活:風の谷も伊那谷も、皆、仲良しです。風の谷では、多くの住民が畑で働いています。車社会ではないせいか、外にいる人が多いですね。
かつての伊那谷もこれに近かったのではないでしょか。

近年は、伊那谷の平日は、お勤め先の建物の中か、営業車の中で時間を過ごす人も増えていると思います。

地域愛:風の谷の住民が自分たちの住む地を愛しているのがよくわかります。しかし、伊那谷にもそれに負けず故郷を大切に思う人が多いと思います。

政治:ナウシカ(姫様)を中心にものすごい団結力があります。住民は完全にナウシカを慕っています。
伊那谷は、そういうリーダーは、、多分いません。

なぜかな?と考えました。

私が思うに、「敵」の存在です。風の谷には、敵がいます。他国からの敵、オウムや、フカイといった、自然としての敵です。

方や、伊那谷は敵がいません。リーダーがいないのではなくて、いる必要がないのです。
これは、日本という、国についてもいえるのではないでしょうか。リーダーが生まれないのではなくて、いる必要がない。
言い過ぎでしょうか。

かつて、戦国時代に当時の国(藩)に名の残る武将、大名がいたのは、敵がすぐ隣にいたからとも考えられます。

これからの時代、鹿や猿に怯える、山村の集落で、人望の厚いリーダーが生まれるのかもしれませんね。

風の谷のナウシカ。感じること学ぶことの多い作品です。
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by k1ro_kanai | 2012-01-23 23:39 | Comments(2)

日本の家

伊那市内に住む大工さんのお宅を訪ねました。

ご自身で建てた家です。

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プレカットを使わず、自分で、継ぎ手を仕立てる工法で家を作る数少ない大工さんです。
梁には、曲がりをそのまま活かしたアカマツも使っていました。

「近年、家が、作るものから、買うものになってしまった。」

と嘆かわしくおっしゃっていたのが、印象的でした。

こういう大工さんに頑張ってもらいたいものです。
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by k1ro_kanai | 2012-01-22 21:00 | Comments(2)

生産性を考える

雪で作業できないため、これまでの仕事の成果をまとめて見ました。

昨年末から伐採した河岸段丘斜面の森林

施業後の様子です。

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面積:0.12ha
作業量:23人工(1人で1日作業することが1人工です。)
[内訳:伐採:9人工、造材2人工、搬出12人工]
搬出量:43.6m3(写真手前に積まれた丸太の材積です。)

搬出量を作業量で割ると、労働生産性が出ます。

労働生産性=43.6/23≒1.9m3/人工

という結果です。


これは、すごいのか。。?

こんな、データがあります。

日本の林業、主伐における労働生産性は、4.00m3/人工(主伐/2008年/林業動態調査報告書)

先進的な林業の取り組みで注目されている京都府日吉森林組合の労働生産性は
4.7m3/人工(間伐/2006/提案型集約化施業と経営)
※間伐のみでの値。2016年には9.7m3/人工になると組合は予測している。

スウェーデンでは約25m3/人工(2005/Skogforsk[News,No.1 2008])

県の研修での講義によれば、長野県の平均労働生産性は、
約2m3/人工
とのこと。

いずれにしても自分たちのこのやり方では、海外から遥々船に乗って来た木材にも価格ではかなわないのでしょうかね。。

皆さんはどう考えますか?
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by k1ro_kanai | 2012-01-21 23:58 | Comments(2)

雪の1日でした。
伊那谷も真っ白。

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こんな日は機械の修理と整備です。
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by k1ro_kanai | 2012-01-20 23:29 | Comments(0)

耕性能林業機械

今日は、市場へ丸太を運びました。

感動の多い1日でした。

中でも特に感動的だったのがこの写真。

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耕性能林業機械です。

山の所有者さんが田んぼの後ろにある森から木を切り出して来ているのです。

林業は近年機械化が進んでいます。ご存知、木を切るチェーンソーから、人間が機械の座席に座ったまま木を伐採する機械(ハーベスタ)、木の枝を払い正確な寸法で刻む機械(プロセッサー)、丸太を道まで引き出す機械(スイングヤーダ)など、木を相手にするどころか機械を相手にしていると言っても過言ではありません。そのため、こうした大型で高価格の機械を所有できる、大規模な事業体でなくては林業に関わりにくくなっているとも言えます。
我々きこりが使う道具も専門のメーカーや、ブランドのようなものがあり、多くのきこりがデザインや、メーカーの同じ道具を買って使っています。
どうも、林業が型にはまった、限られた人にしか開かれない産業になりがちなのではと感じます。
自分自身にもそういう傾向があると思います。

そんな中で写真のおじさんのように、本来使用目的の違うものでも、あるものを工夫して使う姿勢って大切だなと、思いました。

こうした、工夫に満ちた林業、日常生活を送りたいものです。

おじさんの切り出したこのサワラの巨木も無事、丸太市場まで運送しました。高く売れることを願っています。
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by k1ro_kanai | 2012-01-19 22:45 | Comments(0)

信州伊那谷ー山から社会を考えよう
by k1ro_kanai
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