細々、山に生きる

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アカマツの巨木

間伐中の山林でアカマツの巨木を抜倒しました。

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間伐というと成長の悪い木を切るというイメージもあります。しかし、写真のような周りの木の成長を妨げるような大きすぎる木は倒してしまう場合もあります。

大きい木でした。直径60cm。35cmのチェーンソーバーを両方から入れてギリギリでした。
年齢は67歳と、直径の割には若く、年輪が詰まっていません。こうなると高値では売りにくいかもしれません。
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by k1ro_kanai | 2012-02-28 23:11 | Comments(0)

三つ紐切り

今、林業現場では、当たり前のようにチェーンソーで木を抜倒しています。

日本でチェーンソーが本格的に導入されるようになったのは戦後からです。それ以前は大きなのこぎりや斧を使って木を倒していたそうです。

斧で大木を倒す方法に三つ紐(みつひも)切りという方法があります。

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【木曽式伐木運材図会】

斧で3方向から幹に切り込みを入れていき、それらを幹の中心でつなげてトンネルのようにします。トンネルは3本の足で支えられているようになりますが、そのうち重心の無い方の1本を最後に斧で切り落とすと木が倒れるという仕組みです。

昨年長野県の林業の研修で実際に三つ紐切りを行ったときの様子です。

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研修生みんなで交替して行って1本倒すのに約1時間です。非常に体力を使います。

かつてはこの方法で抜倒し、同じく斧で枝払いと玉切りまでを、なんと1人1日3本やっていたそうです。(指導して頂いた長野県林業士の方のお話より)すごいですね~。

ちなみに今日、私が伐倒した木の本数を数えてみました。灌木と枯れ木以外のある程度の太さのもので17本でした(枝払いまで)。
体を使う仕事とはいえ、チェーンソーのお陰で楽に、たくさん倒すことができるようになってるんですね。改めてチェーンソーに感謝です。
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by k1ro_kanai | 2012-02-27 21:32 | Comments(0)

自然エネルギー学習会

伊那で自然エネルギーの学習会があり参加してきました。

小水力発電、バイオマス発電についてそれぞれの分野の専門家の方が講義をしてくれました。

会場に50名ほど出席があった会場では、質疑が多く飛び交い、個人的にもたくさん勉強することのできた会でした。

ここ上伊那は、谷を囲むアルプスの山々から多くの水が集まる水のタンク→水力発電の可能性大。
豊富な森林→バイオマス発電の可能性大。
高い晴天率→太陽光発電の可能性大。
とのことです。もっと言えば日本という国自体が海外の国に比べてこうしたエネルギー資源を活用できるポテンシャルを高く持っているとのこと。

森林整備をしている際、丸太は搬出しますが、多くの枝葉は山の中に残してきます。こうしたこれまで林地残材とよばれゴミになってきた部分もエネルギー源として活用できる仕組みができてくればいいですね。

木質ペレット(木を粉砕したものを圧縮して固めた粒状の燃料)の移動式キッチン↓
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by k1ro_kanai | 2012-02-25 22:34 | Comments(0)

山なんうんときれいだったに

「山なんうんときれいだった」
昨夜、大家さんのおばあちゃんに家賃を納めにいくとそう言って、昔の山の様子を語ってくれました。

村の人総出で、山の落ち葉や枝を拾うごみかきをして林床はとてもきれいだったそうです。集めた枝葉はどの家もお風呂や炊事の焚き付けに使ったそうです。さらに燃やすものが足りなかったため、立木の枯れ枝を、長い柄のついたカマのような道具で切り落としそれも使っていたそうです。人々の生活が結果的に森林整備にもなっていたのでしょうね。

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(イメージ)

「きのこはわんさかとれた」「そんなキノコ採り、山菜採りは子どもの楽しみだった」「小さい川にも魚がたくさんいてみんなで仕掛けをつくって捕まえたんだ」「生活は大変だったけど今振り返るととても楽しい時代だった。」
などと満身の笑顔を浮かべて回想してくださいました。

ん~。僕はその時代に行くことはできないけれど、現代をそれなりに楽しく生きていきたい、これからの子どもたちにもいい環境を作ってあげたい!と思いました。
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by k1ro_kanai | 2012-02-23 23:17 | Comments(0)

土木工事

間伐作業中の斜面で奇妙な工作物を見つけました。

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沢沿いに4つありました。昔の砂防堰堤と思われます。2/14の記事でコンクリートの巨大堰堤について書きましたが、土木工事自体は昔からあったのですね。

こんな高いところまで石を背負って来たのでしょうか。そこまでしてでもやる必要があったのでしょう。集落のみんなで集まって「明日みんなで石を運ぼう」などと話し合っていたのでしょうか。

本当に小さい石垣ですが、思いの詰まった石垣。壊さないように気をつけて伐採を続けます。
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by k1ro_kanai | 2012-02-23 00:10 | Comments(0)

木々を見上げて

サワラ林の間伐です。サワラ、ヒノキは枝が張っているため倒すのも難しいです。

樹冠(木の枝葉が天空を占めている範囲)を見てこの木を倒すことにしました。

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狙いはここ!ここしかありません!!

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受け口を丁寧につくります。ミリ単位の精密な作業です。
追い口を入れていくと。。。。
倒れ始めました。ゆ~くりです。

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倒れました!狙い通り。ギリギリ倒れたという感じです。樹高は25mもありました。

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樹冠部分が程良く空き日光が林内に差してきました。
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by k1ro_kanai | 2012-02-22 06:23 | Comments(0)

極力利用!

先月伐採が終わった山林。

伐採跡地には枝や、虫食い材、などが転がるのみです。

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が、そこにもまだまだ価値を見出そうと思うわけです。この、枝や木端材を1万円で買い取りました。

ある程度の木は薪にして販売。枝は色々な樹種があるので、昨日のコースターの続きに利用します。採算は?とれるようにします。

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ちょっと積みすぎでした。笑
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by k1ro_kanai | 2012-02-19 21:40 | Comments(4)

自分の作品

森の仲間で木工をしました。

自分は現場の間伐材を使って、コースターづくりです。

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磨くとものすごくきれいになり、作業に没頭してしまいました。カラマツの色がきれいですね。

お世話になった居酒屋にプレゼントしようと思います。

コースターを作りながら、昨年読んだ本の一節を思い出しました。
「昔は、生活の中に自分の作品があふれていた。今の生活には作品が少ない。」

一昔前の生活は、食べるもの、着るもの、住む家、などなど、自分が制作、もしくは制作にかかわったものが多かったということです。自分の作品に囲まれたかつての生活。自分の作品に対しては、「誇り」が生まれるものです。
自分の家や庭、家でつけた漬物、味噌など自慢をするお年寄りの顔には誇りが満ち溢れています。
生活すること=作品を作り続けることだったのでしょう。


一方、現代は、他人が作った米、野菜を買い、メーカーものの服を買い、ハウスメーカーの家を購入するという生活スタイルもよくありがちです。
(製造業では商品としての作品を作っています。しかし、その生産規模が大きくなればなるほど、自分の作品というよりも、所属する組織の作品になってしまいがちです。例えばカメラの部品工場で働く人が、完成したカメラが電気屋で売られているのをみても自分の作品だとは捉えにくいのではないのでしょうか。)


言いすぎかもしれませんが、現在、多くの日本人が、生活の多くの時間を割いて作りだしている作品は、、「給料」なのかもしれません。

たしかに、給料という作品を誇りとしている人もみかけます。しかし、それは味も色も素材もなく、量でしか測れない。。

自分に自信が持てない。という人が増えているように思えるのは、自分の作品がないからなのかもしれません。


自分自身を見返しても、生活の中に自分の作品はずいぶん少ないものです。それでも、少しずつ自分の作品を増やし、誇りを持った生活を築いていきたい、と思う1日でした。
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by k1ro_kanai | 2012-02-18 23:54 | Comments(2)

奇跡の枝

不思議な枝を発見しました。

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一度、幹から出た枝が、再び幹に入り込んでいます。

写真はヒメコマツ。伊那谷特産の針葉樹です。今回の現場で初めて抜倒しました。

どうしてこのような枝の形になったのでしょう。不思議です。
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by k1ro_kanai | 2012-02-17 22:47 | Comments(0)

芽吹き

山にも春がきました。

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by k1ro_kanai | 2012-02-16 22:34 | Comments(0)

信州伊那谷ー山から社会を考えよう
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