細々、山に生きる

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シイタケ出荷

なんとかGWに間に合いました。
冬の間、間伐したナラ、サクラの原木に昨日シイタケ、クリタケ、ナメコの菌を植菌しました。
伊那市内にある農産物直売所に出荷するためです。
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シイタケ12本、クリタケ7本、ナメコ8本。原木の調達から植菌、出荷完了まで2人で半日でできました。

あとはGWのお客さんが多い時期にどれだけ買い手がつくかです。楽しみ楽しみ。

今日午後、実際にその直売所へ行ってみると、、おー売れてる売れてる。

残り4本だけです。きのこにチャレンジしてみたいというお客さん、結構いるんですね。丁寧に商品を作ったことも功を奏したかもしれません。

社会が求める山の活用方法、今後も模索していきたいです。
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by k1ro_kanai | 2012-04-30 22:11 | Comments(2)

山奥の村、受け継がれる踊り

夜、南アルプスの懐、旧長谷村の最奥部にある杉島という地区を訪ねました。同じ伊那市でも市内から30km程離れています。山に囲まれた所に民家が20件ほどの地域です。この地にある民宿での夕食会に知人から招待されました。

地区の住民のみならず遠方からきたお客が、古民家を改装した民宿の囲炉裏を囲んでシカやイノシシ、山菜の料理を楽しんでいました。

食事、映画鑑賞、ミュージシャンによる演奏など企画があり来る人を喜ばせてくれました。山奥でありながら、そこに独特の世界が広がっていました。

最後に「ザンザ節」というこの地域に伝わる伝統的な踊りをみんなで踊りました。踊りの保存会もあるようです。地域住民とみられるお年寄りは、もう長い間踊って来たらしい貫禄があり、上手に踊ります。一見、楽しそうに踊る老人たちの姿の中には、"自分はこの地で生き抜いた"という重々しい雰囲気、他地域の人間の推察に及ばないような雰囲気が佇んでいました。

こうして軽々しく写真をとる自分も何か気が引けるようにも思えました。
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踊りの保存。踊りを見せものにするというより、この山奥の地に暮らす人々が、この地を生き抜くよすがとして継承されんことを祈ります。
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by k1ro_kanai | 2012-04-28 22:01 | Comments(0)

さよならヒノキ

伊那市街を望む集落。ここは私が育った地区です。この地域を長く見守ってきたある住宅裏のヒノキを昨日、今日で伐採しました。

家と家の間のせまい所に立っているため先ず幹に登って枝を落とします。

この上から1枚。
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いい景色です。遠く高遠城址の桜がピンクに見えます。南アルプスは少し白い部分が減りました。

ヒノキは無事倒れました。

用材として一部使えそうです。

小さい頃から見てきた木がなくなるのは悲しいですが、また新しい木を植えて育ててもらえたら嬉しいです。
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by k1ro_kanai | 2012-04-27 22:50 | Comments(0)

ガンバレ大学生

強行日帰りスケジュールで茨城県つくば市へ行ってきました。

キャンプ場の森の間伐後の切り株の処理です。

現地に行くとアルバイトの大学生が2人いて、作業を手伝ってくれました。

農学部4年生の2人でしたが、チェーンソーで木を倒したことはないとのこと。チェーンソー自体、実習で手を添えてもらいながら、丸太を輪切りにする作業を経験したのみとのことです。
それでも林野庁とか入れちゃうんですね。学生が後々、現場で活躍することは、大学教育のなかでは考えられてないのでしょうか。
2人には、農学部を出るからには木の倒し方くらい知っておいてもらいたいと思い、抜倒の方法を教えました。学生も「やってみたい!」とノリノリです。(本当は大学が教えればいいのに。)

実際教えてみましたが、やはり短時間ではうまく教えられません。受け口もなかなかうまく作れません。それでも追い口をいれてクサビを打つとゆっくり倒れました。
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高さ10mもない途中で折れた木でしたが、倒したあとの学生の表情は清々しくみえました。倒した木の値段や用途、茨城と長野の植生の違いなど学生も興味を持って聞いてくれました。

学生にとってキャンプ場でアルバイトをする楽しみが増えてくれるといいです。またこういう経験から学問や、仕事への関心が深まっていってもらえたらと願います。いわゆる就活の自己判定テスト(YES/NOで質問に答えていくと自分にあった仕事がわかる)のような将来の決め方ではなく。

ちなみにキャンプ場3日後にリニューアルオープンなのにまだ全然完成していません。
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by k1ro_kanai | 2012-04-24 22:04 | Comments(0)

籾蒔き

籾蒔きをしました。
信州の田舎に育っていながら恥ずかしながら私、稲作の経験がありません。今年から少しずつ勉強しようと思います。市内でお百姓をする方に教わりながら一緒に作業をしました。
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田植えの苗は、買わずに、自家育苗したものを使います。
育苗はビニールハウスの中で行います。籾蒔きをするにあたって地面を平らにする作業をしました。これがむずかしい。でもおもしろい。畑仕事は土地に自分の作品を作っているようで面白いです。
一緒に籾蒔きをした老人によると、昔はどの家も育苗をしていたそうです。寒い時期を避けて育苗するため、田植えは6月から7月になることもあったそうです。今の田植えはGWには大半の田んぼは田植えを済ませ地いますが、かつてはもっとゆっくり田んぼを始めていたのですね。
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by k1ro_kanai | 2012-04-22 21:12 | Comments(0)

薪づくり強化週間

伊那市のNPO法人森の座では、現在「薪づくり強化週間」を実施中です。私も活動に協力しています。

情報提供です。
「第2回薪づくり強化週間」
期間:4/16(月)~22(日)
受付時間:9:00~15:00
会場:長野県箕輪町富田(申し込みをされた方に地図のご案内をします)
料金:軽トラ1杯3000円。2台目以降2000円/台。(会員割引あり)
事前申し込み:NPO法人森の座
HP:http://www.morinoza.org/morinoza-makikyoka2012.html
TEL&FAX:0265-78-1425
チェーンソーレンタルあり(有料)

森林整備で切り捨てられることの多い間伐材を必要な方に有効に使ってもらおうという試みです。薪ストーブユーザーさんなどに、直接山に足を運んでもらい、自身で間伐材をチェーンソーでトラックに積めるように切り、持ち帰って頂きます。

昨日、今日の会場の様子です。
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薪が目的でない方でも、興味のある方、是非足を延ばしてみて下さい。里山オリエンテーリング(無料)も同時開催です。1週間お天気が持つといいです。
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by k1ro_kanai | 2012-04-17 20:39 | Comments(2)

青年の日の記憶をたどって

伊那市内の天竜川に近い里山
所有者のおじいさんから山を整備してくれないかと連絡がありました。

おじいさんと現地へ向かいます。

主木は立派に成長しています。優に60年以上はあるでしょう。しかし全く手が入っていないため、倒木がひどいです。近くの道にも時々木が倒れてくるそうです。

今日は境界確認。その手掛かりになるのはおじいさんが若かりし頃に書いた手書きの地図。
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これがまた、あいまいです。
「まずはクルミの木が北のすみにあるはずだが、、、」
→切られていました。なんとか切り株があってわかりました。
「サワラを11本南へいくと次の境界の角で、、」
→1本立ち枯れていたため10本でした。
「そこにマツがあるはずで、、」
→これも立ち枯れていましたがありました。
「ウツギからだんだんにカーブして」
→ウツギがない。。
「俺が掘った穴がある」
→あるある!穴ありました。

残念ながらこれがいまの日本の多くの山の現状でしょう。境界がはっきり確定するデータベースがなく、実際に境界を知る手掛かりは高齢の方の記憶に頼らざるをえない。

今回は結局部分的にしか境界を確認できませんでした。隣接する所有者と立ち会って確認できればいいのですが、中には寝たきりになってしまっている方もいて難しそうです。

それでも、今はまだ記憶には残されている山の情報をできる限り未来へつなげていく努力が必要です。
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by k1ro_kanai | 2012-04-15 23:41 | Comments(0)

桃が開花

先日の屋敷林整備で伐採した桃の木。

枝を持ち帰り玄関先で水に差しておいたものが開花しました。
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by k1ro_kanai | 2012-04-14 14:58 | Comments(2)

縁遠くなる補助金制度

1日雨。
今日は、以前森林整備を頼まれた山林で、県や国からの補助金が得られるのかどうか、情報を集める1日になりました。
対象となる山林は。伊那市内の私有林。所有者1名。面積0.7ha。人工林。アカマツ・カラマツ。樹齢60年。

県の地方事務所、市役所、所有者宅など、1日飛び回ったその結果は、「補助金は受けられない。残念!」とのことです。

理由は
①間伐する山林の面積が小すぎる。
現在の制度「森林環境保全直接支援制度」では、5ha以上の森林でha当たり10m3以上の間伐材の搬出が必要。
②その地域全体の山林を既に森林組合が整備する計画を立てている。
間伐の補助を得る前段階として「集約化実施計画」を30ha以上の地域で計画する必要があるが、その計画を森林組合がこの地域で既に計画中とのこと。つまり他の事業者がこの地域で「集約化実施計画」を作成できない。=補助金を得られない。とのこと。

つまり、この地域の山林は森林組合にゆだねられているということです。整備を依頼して頂いた方の山もいつになるかはわからないけれど、森林組合が整備するということのようです。

しかし、整備を依頼した所有者は森林組合が計画を立てていることなど知らず、早く整備したいと知り合いづてに私に整備を依頼して下さいました。
森林所有者にとっては自分の知らない所で勝手に計画がたてられているというのも怖い話です。(いずれ、整備の直前には説明会や同意書が所有者に提示されると思いますが。)

これまで、森林整備は小規模な山林に対しても県から補助金が出ていました。森林税を活用した間伐補助です。
しかし、これからは、30ha以上の広域な面積の森林を一体的に整備する事業者に対して補助が出る仕組みに変わっていきます。
すると、個々の所有者レベルでの補助申請が難しくなります(今回のように)。そのかわり、施業者である事業体が主体となって補助金を得るための山林を集約化していく傾向が強まります。しかもそうした事業体は、大型機械などを使って大規模に施業できる森林組合などの大事業体に限られていきます。近所のおじさん数名が集まって「よしやろう」ではできないくらい大きな話になってしまします。
私が懸念するのは、大規模な事業体が。「ここは俺の領域の山だ」「ここは俺が管理する領域の山だ」「まだ取られていない山はどこだ?」などと、所有者でもないのに、自分の管理する山として山の分捕り合戦のようなものが始まるのではないかということです。そして所有者の知らない所で山が振り回されるといった図式。

日本の私有林のほとんどは一人あたり1ha以下の小規模山林です。所有者が主体的に山を整備するには、そうした小規模面積の整備を支援するよな補助制度も必要ではないかと考えます。管理者主体ではなく所有や主体の森林経営。それが本来あるべき姿ではないでしょうか?
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by k1ro_kanai | 2012-04-11 23:09 | Comments(3)

木の神様

木には神様が宿っている。
万物に神が宿っていると考える日本の古来の信仰。日本人にとって身近にある木にももちろん神が宿っているとされてきました。
今日はそんな、木と神を身近に感じる現場に来ています。
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家主が家を離れて長年たつお屋敷のような古民家、ある若いご夫婦が買い取り、改築して住むことになっています。それに先立ち敷地内にまるで森のように生える木々をいくつか切り倒すことを依頼されました。

しかし、この家の敷地内には祠、鳥居、そしてその裏には直径1m以上ある大きな御神木が数本あるのです。

伐採の前に新しい家主ご夫婦と我々伐採師が木とその神様にお祓いをしました。
お酒とお塩で木を清め、手を合わせます。これまでこの家を守ってきてくれたことの感謝、これから我々の勝手で木を切らせていただくお許し、工事の安全、伐採後の家内安全を祈ります。
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心をこめて、1本1本切らせて頂きました。この木々に囲まれた家にまた明るい家庭が育まれますように。
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by k1ro_kanai | 2012-04-08 22:26 | Comments(0)

信州伊那谷ー山から社会を考えよう
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