細々、山に生きる

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木を切る

伊那市内の集落内に生えるヒノキの伐採を依頼されました。

遠くからでも目立ちます。
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家のすぐ横にあり背も高いため、落雷や、枝の落下による怪我などが心配で切ってもらいたいと、この木の所有者さんから頼まれました。
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ん~高い。そして倒すところがありません。

作業の前に金冠日食の観測です。「必要なものを買う」のではなく「あるものを使う」という姿勢、見習います。
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さていよいよ空師の登場。枝を落としながら木の梢に向かって登って行きます。
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ロープやのこぎりの扱い方はまるで空中ショーです。近所のおじさん、通学の中学生、保育園児も口をあけ上を見上げて見ています。
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梢に近づいたところで上から木を切り落とします、下の建物や庭木を痛めないように慎重に作業を進めます。
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枝葉と上部が落とされた木を建物の隙間に倒します。これも緊張の作業。
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なんとかうまく倒れました。

ここからは用途別に仕分けして行きます。

軽トラ4杯分の枝葉は、チップにして近くの有機農家の方が肥料として使います。
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真直ぐな幹は丸太市場へ。3mが1本取れました。この大きさの丸太の売値、期待できて3000円です。
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根本に近い部分は家具職人さんが使うということでご提供。

その他は近所の方が薪にします。

長い間地域を見守ってきたヒノキ。それを邪魔者として扱うのではなく、有効に使ってあげれば、この木も喜ぶのではないでしょうか。
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by k1ro_kanai | 2012-05-21 22:11 | Comments(0)

頑張れ中学生!

一昨日から今日までの3日間、私の母校の中学生2名を林業の職場体験として受け入れました。

2人とも「自然がすきだから」という理由でこの仕事を選んでくれたようです。

今回職場体験の期間で1ヶ所(約0.1ha)の山を整備し間伐材を薪にして販売することにしました。

先ずは整備する前に一枚。緊張しているのか大人しい様子。
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下草刈り。そして間伐。のこぎりと、チェーンソーを使って木を倒してみました。
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その後は薪用に玉切りをした材の材積を測りトラックで近くの薪販売業者のところへ納めに行きました。
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4人で2日かけて、4.5m3の薪を納めることができました。

最後に2枚。
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職場体験の感想はと尋ねると、
「体力的に大変な仕事」
「結果が目に見える仕事」
「やった分だけ自分にかえってくる仕事」
とコメントしてもらいました。

今回、山仕事の魅力を伝えるとともに、どう生活していくかということも伝えようとしました。そこで現場での作業のみならず、市役所や保険会社での手続きやお金の収支計算も重視しました。

私は、今回来てくれた中学生に林業をやってほしいとは願いません。中学生にとって仕事の意味や将来の生き方を考えるきっかけになってくれたら大変うれしいです。

頑張れ中学生!俺も頑張る。
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by k1ro_kanai | 2012-05-16 23:53 | Comments(2)

味噌炊き

味噌炊きの季節です。

といっても今日までそのことを知りませんでした。

ここは伊那市の山間にある集落。この地にある知人のお宅へ招かれ、始めて味噌作りをしました。

まずは大豆を大きな窯で煮ます。味噌の原料は大豆ですよ。
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それをミンチして、丸めます。
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そこに麹をまぶします。これが味噌玉です。味噌玉は蔵の中で寝かせます。
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数日後、味噌玉にハナがつきます。麹による白いカビです。

それを水と塩と混ぜて、蔵の中で寝かせると1年後に味噌が完成します。

私は、今日まで味噌の作り方を知りませんでした。スーパーで安く買える味噌ですが、これほど手がかかると知り驚きました。

20件程の家があるこの集落。かつてはどの家も味噌を自家生産していたそうです。しかし現在味噌を炊く家は2件だけとのこと。

それでも今も受け継がれている味噌炊き。地区ごとに味噌づくりの行程は違うようです。確かにスーパーへいけば簡単に味噌が買えてしまう時代ですが、こうした地域独自、各家独自の食文化が未来へ受け継がれていってほしいと願います。

そして、たかが大豆。そのまま食べてもおいしいのに。それで満足せず、ここまで「ずく」を出して加工し、味噌、さらにはしょうゆを発見した日本人の気質(しょうゆは信州の人が始めてつくったとか)。そんな気質が私は好きですし、自分自身も、モノをそのままで終わらせず、そこに打ち込んでより良いものに磨きあげれるような、そんな人間になれればと思っています。
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by k1ro_kanai | 2012-05-09 23:28 | Comments(0)

このアカマツいくら?

先月切り倒したアカマツの巨木。
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さてこれが市場でいくらの値がつくと思いますか?

末口(梢の方の木口の直径)38cm、長さ8mで真直ぐです。林齢は82歳で木目も詰まっています。材積は1.2m3
高値で売れたとして18000円/m3程でしょうか。
ちなみに普段、伊那の丸太市場でのアカマツの相場は8000円/m3~13000円/m3です。

上記の高値の単価で仮定すればこの一本で約21000円です。

皆さんの予想はいくらでしたか?

この値段、安いと感じますか?高いと感じますか?

実際は、運材費が3000円/m3、市場の手数料が売り上げの約10%かかります。こうした費用を差し引くとこの丸太の値段は1万5千円程になります。更にこの価格から切り出し賃と切った後の枝払い賃、道路際まで丸太を引っ張り出してくる経費がかかります。つまりこんなすばらしい木を1本倒しても儲けはないかもしれないということです。

なかなか林業が「業」として成り立つことが難しいいのは、こうして考えて頂くとわかりやすいと思います。

だからといって、「やっぱ林業はだめだ。」と言ってしまうのは、知恵のある人間らしくありません。

工夫の余地は色々あるかと思います。

例えば市場へ持って行かずこの場で販売する。(お客様を自ら探してくる必要がありますが、運材費、市場手数料が省かれます。)切り出しの効率を良くすることも一つの方法でしょう。

厳しい現実をしっかり理解してその上で、その打開策を考えていく。これができている産業が長く生き残れるのではないでしょうか。
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by k1ro_kanai | 2012-05-06 23:14 | Comments(7)

山菜の季節

山菜の季節到来です。
こちらはコシアブラ。天ぷらにすると美味しいです。
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by k1ro_kanai | 2012-05-01 22:24 | Comments(0)

信州伊那谷ー山から社会を考えよう
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