細々、山に生きる

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小笠原の風景2

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大村海岸に入港する小笠原丸。旭山山頂より。
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旭山山頂より。二見湾。
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ガジュマルの森を行く。
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父島市街地。大村地区。
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産卵にきたウミガメ。
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父島返還祭
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キイロハギGET!
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by k1ro_kanai | 2012-06-30 23:49 | Comments(0)

小笠原の風景1

小笠原の風景です。
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三日月山展望台より母島方面
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カジュマルの木
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戦跡。太平洋戦争。樹木にのまれゆく日本軍の弾薬庫跡。
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父島中心部大村地区。
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コーヒー農園。
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小港。
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小港海岸。
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宮の浜。
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by k1ro_kanai | 2012-06-30 23:29 | Comments(0)

保全と規制

国は、小笠原諸島、固有の森林生態系を保全していくために、平成19年4月、「小笠原諸島森林生態系保護地域」を設定しました。

小笠原諸島における国有林面積は、地域全体の約6割と、日本の他地域に比べ、国が所有する森林の割合が高くなっています。

この国有林のほとんどが森林生態系保護地域に設定されています。
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保護地域内へ入ることは地元の住民を含む一般人には制限されています。許可を得たガイドとの同伴の場合のみ、地区内の指定ルートのみ通ることができます。(その他、研究や作業での進入は可能です。)

地区内へ入る指定ルートの入り口には写真のように、泥や、種子を取り払う注意書きが設置されています。
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島の住民に聞きました。
「所有者は国とはいえ、自分たちの島の山に自由に入れないというのはどういう気持ちですか?」

「子どもの頃は島全体の森の中でいろんな遊び場があった。そういうところに行けなくなるのは悲しい。」
という人もいれば、
「確かに規制を嫌がる人もいる。しかし、この島はもともと山と生活の関係が薄かったのでそれほど影響はないのでは。」
と言う人もいます。
他にも島の方の意見を聞いてみたいと思います。
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by k1ro_kanai | 2012-06-29 18:56 | Comments(0)

小笠原外来種樹木の駆除

同じ森を相手にする仕事。
しかし普段の林業とは違った目的があります。木を如何に利用するかではなく、如何に土地本来の植生を守るかが目的の作業。外来樹木は薬剤注入か伐採によって駆除して行きます。私には樹木の「駆除」という言葉には抵抗もあります。伐採の場合は倒すのではなく、伐採者が木に登って少しずつ木を切り落としていく「特殊伐採」を行います。特殊伐採は主に道路沿いの木を駆除する際に行います。例えばこんなモクマオウも切ります。↓
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これは、抜倒の際に周りにある希少種の植物を痛めないためです。
絶対に希少種には傷をつけてはいけないという緊張感が漂います。
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逆に切る木は、市場に持って行くわけでもないのでいくら切り刻んでもいいのです。特殊伐採では3~4人が1チームになり、1日で2~3本伐採して行きます。樹木自体は普段相手にしている木より小さいですが、一挙一動、気を使います。
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本当に地道な作業です。それでも少しずつ外来樹木は減っています。
※写真はいずれも作業中許可を得て撮影
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by k1ro_kanai | 2012-06-24 22:05 | Comments(2)

陽を見る人々

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太陽が西の水平線へ沈みます。いや、この沈む速さで自転する地球に乗っかっているんだ。実際、私たちはこの写真の背中の方に向かって進んでいるのです。私たちは進行方向から後ろを振り返っているところです。地球の大きさ、太陽系の広さ、宇宙の中に立つ自分、そういうものが視覚を通してイメージできます。半年後には私たちはあの太陽の裏側まで移動しているんです。なんてダイナミックな動きに乗っかって私たちは生きているのだろう!
気持ちまで大きくなります。

また10時間くらいで、私たちは太陽の陽が当たる場所までぐるーっと回されて行きます。
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小笠原父島三日月山展望台より
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by k1ro_kanai | 2012-06-22 18:56 | Comments(2)

小笠原の外来植物

これが、小笠原諸島の外来植物です。
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私が滞在している父島とその周辺の島にはこの、モクマオウとリュウキュウマツ、ギンネムが主な外来種です。母島ではこの他にアカギという外来種の樹木が繁茂をしているようです。

これらの木は、戦前、島民の薪炭材などにするために林野庁が導入を図ったものだそうです。

しかし、薪炭材として現在は使われず、島が長年かけて育んできた植生を壊しながら繁茂を続けています。そして残念ながら、また林野庁が予算をつけ、これらの木の駆除を始めたのです。

例えばモクマオウは大量の落ち葉で、在来種の育成を阻害してしまいます。このような感じです。
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さて、そんな外来種の木々がどれほどあるかというと、、、かなりあります。島によっては、ほぼモクマオウに覆われてしまった島もあります。

小笠原は小笠原高気圧が居座る地域でもあり、年間雨量は1200mmと伊那(1400mm)より少なく、乾燥した気候です。この気候条件のもと、「乾性低木林」と呼ばれる独自の森が形成されてきました。
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↑小笠原父島の乾性低木林【出典:asahi.com環境フォトギャラリー】
南の島にありながらまるで高山帯のような景観です。
ところが、上述の外来種がそうした乾性低木林をも浸食しています。
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↑白っぽい木が在来種の乾性低木林、黒っぽい木はリュウキュウマツ、モクマオウなどの外来種です。左手前もリュウキュウマツです。
ここは今回(今年)の駆除対象地の1つです。なかなか大変そうですが頑張ろうと思います。
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by k1ro_kanai | 2012-06-16 21:42 | Comments(5)

小笠原へ

世界自然遺産、小笠原諸島へ行ってきます。

様々な理由で島に待ちこまれた外来種の樹木を、伐採、駆除する仕事をすることになっています。

小笠原の場所を改めて地図で確認すると、遠いこと。東京からフェリーで25時間。1000kmも南です。

初めての小笠原に仕事で行ける。願ってもないチャンス。ワクワクです。
小笠原丸に乗って東京湾をいざ出港。東京の街の大きいこと。
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船に揺られて1日以上。遠くに小笠原の島々が見えてきました。この島をはじめに見つけた人すごいなあ。
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小笠原、父島の港に入港です。
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7/1までここ父島に滞在し、父島他、周辺の属島で、外来樹木駆除の作業をすることになっています。

いやーしかし暑い。そして海がなんて綺麗なんだ!
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by k1ro_kanai | 2012-06-12 19:00 | Comments(3)

ブナの森をつくろう

「ブナの森をつくりたい」
そんな方々が伊那にいます。

ここは伊那谷東山麓の里山。山の所有者とその仲間の方が今のアカマツを中心とした針葉樹林をブナ林に変えようと動き出しています。

私は、そのアカマツ林の伐採を依頼されています。

伐採前の山の様子。
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うっそうとした森です。

市場で売れそうな素性の良い木は残して伐採していきます。
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0.3haに420本のアカマツ、ヒノキ、サワラがありましたが9人工で伐採終了。
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すっかり雰囲気が変わりました。
これから伐採した木を搬出してブナを植林する予定です。伐採した木は薪の業者へ販売します。

ブナは陰樹で日陰を好みます。また成長が遅い木です。種も地域にあったものでなくては成長が悪くなるという研究結果も出ています。なかなか育てるのが難しい木のようです。

本来、自然の遷移の中で長い期間かけて形成されたブナ林。それをわざわざ人の手をかけて再生することは、自然なことなのだろうか。。自然にいいことをやっているようでどこか人工的な行為でもあるような気もします。そんな迷いもありながら、それでもブナ林を作りたいという施主さんの思いをお手伝いしていきたいと思っています。
いずれにしても、この山林の山主さんのように、森が好きな方、山に手を加えたいという思いのある方がいることは大変うれしいことです。今回のブナの森をつくる話題が広がって、自分の所有する山、地域の山を様々な用途に活かそうと思う方が増えていってほしいと思います。
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by k1ro_kanai | 2012-06-07 07:13 | Comments(0)

ブナの森を探しに

皆さん、ブナの森を見たことはありますか?

私は今日まで見たことがありませんでした。それもそのはず、ブナ林は伊那地域ではほとんど見られません。

伊那谷は植生的にはブナ林が生育する環境。かつて(太古)はもっと広い範囲にブナが広がっていたと考えられます。しかし、人が山を利用するにあたり、用材としての価値が低かったブナはどんどん切られ別の木に植え替えられてしまいました。ブナを漢字で書くと「橅」。木では無いとなっています。

しかもブナは非常に成長が遅い木で、その森は森林の最終形態である極相林に含まれます。一度切ってしまうと自然に元の森に戻るのに非常に長い年月がかかるのです。

伊那谷で貴重な存在となってしまったブナ林。今日は仕事仲間の誘いで中央アルプス北部に残るブナ林を目指しました。

車で林道を30分。更にそこから歩くこと1時間の道のりです。
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標高1600m付近。この辺りまでカラマツが植林されています。かつてはどんな森だったのだろう。よく見るとカラマツ林の下に何本かブナの幼樹がありました。昔ここにブナの母樹があったのかもしれません。

ようやくブナ林に到着。
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すごい。木がでかいこと。筋肉のような力強い木です。1本の木が枝葉を天空に広く広げているためその下はとても広々とした空間になっています。
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実は、かつて県の事業でこのブナ林を切り、針葉樹に植え替えることになっていたそうです。しかし、実際に現場で仕事を任されたきこりさんがこの森を見て、「こんなに立派なブナ林を切るのはおかしい」と直訴。その訴えが理解され、保護林として残されることになったということです。どれだけ行政が現場を知らないことか、山に対する思いが薄いことか。呆れます。
そして今日案内してくれた方が実は、ブナ林伐採を中止にさせたきこりさん本人です。体調の悪い中、案内してくれてありがとうございました。
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by k1ro_kanai | 2012-06-01 23:56 | Comments(2)

信州伊那谷ー山から社会を考えよう
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