細々、山に生きる

<   2012年 09月 ( 7 )   > この月の画像一覧




山と隣合わせの暮らし

伊那谷は天竜川を中心に東西5~10km程の幅の平坦地が南北に延びる谷です。天竜川の両岸には河岸段丘が発達た独特の地形です。

古くからの集落の立地は大きく以下の4パターンです。
①天竜川・三峰川の氾濫原に立地する集落(伊那市福島・狐島・青島・美篶上大島・西春近下島など)(なぜか「島」のつく地名が多い)
②天竜川支流の河川沿い集落(伊那市平沢・大坊・大萱・南箕輪村沢尻など)
③河岸段丘沿いや段丘中段集落(伊那市上荒井・伊那部宿・美篶上原など)
④東西の山脈が平坦地に変わる箇所に帯状に広がる山麓集落(伊那市横山・与地・手良・北南福地など)
です。
共通点は水があるところです。④のようなところにはアルプスに降り地中にしみ込んだ雨水が伏流水となった湧水が多くあります。

もちろんこの他の場所にも集落はありますし、近年はこれまで人が住んでこなかったところも宅地として開発されています。
a0254759_12352775.jpg

④のような地域では山と隣あわせた暮らしが長年営まれてきました。ところが近年そうした集落で動物による農作物や人への被害が増えています。

今回の現場はサルやクマが多く出没する伊那市内の山麓集落。動物が隠れ場所にならないようにと山際の低木の伐採と枝払いを依頼されました。依頼者してくださったのは一人暮らしの高齢者の女性。切実な問題のようです。こちらの方のお話によると、「伊那スキーリゾートができてからこの辺りにクマやサルが増えた。向こうから追いやられてきたのでは」とおっしゃっています。

伐採前
a0254759_123644.jpg

伐採後
a0254759_12363026.jpg


林内が遠くまで見通せるようになりました。草が生えてこないよう日陰の残し方も意識して伐採しました。これが、獣対策の一助になることを願います。
[PR]



by k1ro_kanai | 2012-09-27 21:41 | Comments(0)

八ヶ岳へ

土日と八ヶ岳へ泊りがけで登山をしてきました。

始めての八ヶ岳登山です。(後ろは赤岳)
a0254759_831052.jpg

宿泊は最高峰赤岳(2899m)直下の行者小屋でテント泊です。登山客の多いこと。標高2400mの小屋周辺はもはや町です。そして、山ガールも多い。
a0254759_823272.jpg

残念ながら2日目は雨でした。小屋の気温は7℃。それでもせっかくなので荷物を小屋に置き、身軽で頂上を目指すことに。
あいにくの雨で景色は見れませんでしたが寒い中なんとか登頂しました。なかなか険しい登山道でしたが、登山口から頂上まではわりと近いのでそれほど時間をかけずに登れる山だと思います。登山道もたくさんあり色々な登り方の選択ができるのもこの山のいい所だと思います。
a0254759_842661.jpg

a0254759_845534.jpg

登山道沿いの植生も豊かでした。サルナシの実もあり、登りながら食べることもできました。
[PR]



by k1ro_kanai | 2012-09-23 21:52 | Comments(0)

実りの秋です

a0254759_2133870.jpg

田んぼの稲穂もすっかり実り、稲刈りも始まっています。

はるか西方の台風の影響か南風が吹き、気温が高い状態が続いています。伊那谷はここのところ雨が降りません。
[PR]



by k1ro_kanai | 2012-09-16 21:34 | Comments(2)

伐採終了

5月から伐採に入っていた伊那市内の里山。

今日、ようやく一連の作業が終了しました。

0.3ha程の山林に60年生程のアカマツやサワラが生えていました。山主さんが、樹種を転換し、ブナを植えたいという思いがあり、今回既存木の伐採と搬出を依頼してくれました。

このように、自身の山に手をかけようという思いを持った山主さんのもとで仕事をさせてもらえることは本当にうれしいことです。

施業費を少しでも抑えようと、切った木をなるべく売るように努力しました。

伐採し搬出した丸太は全部で95m3でした。
その売り先は
薪販売90m3
丸太直接販売0.5m3
市場での丸太販売5m3
です。
現在丸太価格が急落しており薪より高く市場で売れる丸太というのは本当に限られてきます。今回市場に出した5m3もギリギリ薪より高いといったところでした。(切る時期も影響していますが。)

労働生産性を計算してみました。
95m3を23人工で伐採、搬出したので
4.1m3/人・日でした。
今回は重機も使いましたし、土場に直接倒しこめる場所もあったのでこれだけ高い(以前の自分の結果に比べて)になったと思います。

日本の林業の平均が4.00m3/人・日ですのでそれをわずかに上回りました。
参考→
http://natanoko.exblog.jp/14492200/

山主さんはこれからまた山を作って行くのが楽しみだと意気込んでいました。どんなブナの森ができていくのかこちらも楽しみです。

Before
a0254759_991574.jpg

After
a0254759_9113795.jpg

a0254759_9121952.jpg

[PR]



by k1ro_kanai | 2012-09-12 19:44 | Comments(0)

ツリーハウス作り

信州あそびの杜学園が主催するツリーハウス作りに行ってきました。

ツリーハウスは、伊那市内の山間にある中学校跡地内のプラタナスの巨木に設置します。

材料は、以前に、参加者で伊那市内の山林で切りだした間伐材を使います。足りない分の丸太は私が提供させて頂きました。
a0254759_22311113.jpg

丸太だけでこんな木にツリーハウスができるのかなぁ。半信半疑でのスタートです。

大工さんの統率のもと、作業が進みます。丸太の皮むき、そしてツリーハウスの舞台部分の設置です。
すごい、すごい。だんだんと形になってきます。
a0254759_2234712.jpg

子どもたちは皮むきに夢中。大人も、夢中です。
a0254759_22343356.jpg

だんだん出来てきました。
a0254759_22355747.jpg

a0254759_22373346.jpg

a0254759_2239418.jpg

a0254759_22402983.jpg

a0254759_2241784.jpg

ツリーハウスの床の部分ができました。みんな乗っても大丈夫です。
a0254759_22535110.jpg

子どもたちがどこまで興味を持ってくれるかと思っていましたが、どの子も楽しそうにツリーハウス作りに取り組んでいました。今回は、大人が仕掛け人ですが、是非、子どもたち自身でどんどん勝手にこういう遊びに組んでもらいたいものです。
[PR]



by k1ro_kanai | 2012-09-09 22:54 | Comments(2)

丸太を板へ

初めて「製材」をしました。

2週間前に切り倒した道路わきのヒノキ。薪にはもったいない太さであったため、製材してみようと決めました。

根元から4mのところでも直径30cmあります。

軽トラに乗るサイズ、2mの長さにして4本、製材所に運びました。太い丸太ですが、なんとか1人で積みこめました。
a0254759_2338872.jpg

丸太を持ち込んだ製材所は職人肌の男性が1人で営んでいます。私が持ち込んだ丸太をみるなり「こりゃだめだ。」初めての客にも関わらずズバッと言われました。製材所の方は、丸太の切り口にある、小さな黒ずみを見逃しませんでした。

「中に腐りが入っているな~」

本当か!?とこちらは疑いたくなりますが、製材してくれるとのこと。

次に、「どうひく(製材する)か?」と聞かれます。正直、お任せだったのですが、、、。それではダメなんですね。「その丸太から何を作りたいか」、それに合わせて引いててくれるのです。

私は思い切ってテーブルをつくろうと決めました。厚さ7cmの板を4枚ひいてもらうことにしました。その他は、柱や薄い板にしてもらうように注文しました。
立っている木をみてそれをどう使うか?それを考えるのも木を扱う人間に求められる資質なのでしょう。自分はただ木をきることしか考えていなかった。。。 林業の深みを見せつけられました。

今日、気持ちをワクワクさせ製材した板を取りに行きました。きれいです。かっこいい。
a0254759_23385269.jpg

ひき方にも色々方法があって解説してくれました。またじっくり勉強していこと思います。

そして、言われたとおり、腐りが入っていました。
a0254759_23395033.jpg

主役の7cm厚さの板には極力腐り部分が入らないように引いて下さいました。木引き職人の観と技にびっくりさせられました。
今回お世話になったような地域の製材所にどんどん活躍していってもらいたい。感動多き1日でした。
[PR]



by k1ro_kanai | 2012-09-05 23:13 | Comments(0)

はぞ足つくり

収穫した稲を田んぼで干すはぞ掛け。
近年はコンバインで収穫し、ライスセンターへ持って行くケースも増えており、はぞ掛けをする田んぼは減ってきているようです。私が数年前まで住んでいた茨城県でははぞ掛けはほぼ皆無でした。

ここ伊那谷はその風景がまだまだ残っています。
そのはぞ掛けに使うはぞ足の注文が30本入りました。ただ、近年、軽くて品質が劣化しないアルミ製のはぞ足も増えているなか、やっぱり木のはぞ足を使いたい人もいるのだなと嬉しくなります。
そんなこともあろうかと、今年の春、間伐現場でひと手間かけてヒノキの梢部分を集めておいたのです。
皮むきなど、甘くみていて、いつでもむけるだろうと放置しておいたのですが、それがよくありませんでした。
乾燥してしまうと、皮は全然むけません。しかも、中に虫が入っている。
a0254759_22122323.jpg

近所の方に、皮むきをお願いしたのですが、大変な作業になってしまい申し訳なく思います。

もう少し追加でつくろうと本日作業現場からヒノキの梢を切ってきてその日のうちに皮むきしてみました。
するとこちらは良くむける!
a0254759_2213436.jpg

「皮は早いうちにむけ」

皆さん、もうすぐ収穫の秋です。はぞ足はいかがですか?
a0254759_2319234.jpg

[PR]



by k1ro_kanai | 2012-09-02 21:57 | Comments(2)

信州伊那谷ー山から社会を考えよう
by k1ro_kanai
プロフィールを見る
画像一覧

フォロー中のブログ

最新のコメント

最新の記事

鳩吹山、再挑戦
at 2017-08-28 22:40
お墓を守れ!
at 2016-04-28 22:14
大きなアカマツを伐採
at 2016-04-19 23:28
ヒノキの台座
at 2016-04-18 22:36
アカマツの注文材
at 2016-04-18 22:22

検索

カテゴリ

メモ帳

最新のトラックバック

venuscozy.com
from venuscozy.com
http://venus..
from http://venusso..
whilelimitle..
from whilelimitless..
http://while..
from http://whileli..
http://www.v..
from http://www.val..

ライフログ

ブログパーツ

ファン

ブログジャンル

画像一覧