細々、山に生きる

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松枯れ病を考える(国内蔓延の動向)

(3月4日一部修正:下線部)
前回の記事で取り上げた松枯れ病(正式名マツ材線虫病)。日本で初めて確認されたのは明治38年(1905年)長崎でした。外国から輸入された木材によって線虫が運ばれてきたと考えられています。その後国内で、温暖な地域から冷涼な地域へ、また低い標高の地域から高い標高の地域へ蔓延を続け、100年かけてついに長野県の伊那谷にもやってきたのです。

現在は、青森県、北海道を除く日本の都道府県で発病が確認されています。

国内の松枯れ被害量です。【林野庁HPより】
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被害量が昭和50年代に増えたのは里山の利用が停止となり、被害枯死木の燃料への利用が進まなくなったためです。その後は被害防除に関する法律が制定され、薬剤散布や伐倒駆除が進んだため被害が減少しているようです。最近は、防除への補助金の投入方法が変更になったためまた各地で被害が増えているそうです。(マツ材線虫病の専門家の方からご助言頂きました。)
防除をやめた地域では激害になっているところもあるそうです。つまり、地道な防除はそれなりに効果があるということです。なんとか食い止めたいものです。

ちなみに、マツノザイセンチュウはもともとアメリカが原産地ですが、北アメリカ産のマツについては枯れる被害はほとんどありません。この地域のマツには線虫に対する耐性があると考えられています。

全国の皆さん、身の回りのマツ林の様子はどうですか?「全部枯れてしまった」、「いや、しっかり残っているよ」など情報お寄せください。
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【松枯れのひどい地域:2012年9/15撮影:伊那市小黒原】
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by k1ro_kanai | 2013-02-24 22:29 | Comments(2)

松枯れ病を食い止めろ!

ここ伊那谷上伊那地域の民有林の28%を占める「アカマツ」。
その地域を象徴するアカマツが今「松枯れ病」に侵され始めています。

松枯れ病は正式名称を「マツ材線虫病」といい体調およそ1mmのマツノザイセンチュウがアカマツに入り込み形成層を破壊することで木を枯らしてしまします。マツノザイセンチュウはマツノマダラカミキリによって運ばれ松枯れが蔓延して行きます。現在、北海道を除く日本各地に蔓延し、西日本ではアカマツ林はほとんど消滅してしまったと言われています。東北北部と、長野県といった寒冷地ではこれまで被害を免れてきましたが、近年いよいよ長野県でも感染が始まりました。そして今、その蔓延のラインが伊那谷に差しかかっています。。。

H7年には上伊那地域最南部の中川村で初めて発生が確認され徐々に北上。H18年にはついに伊那市で発生が確認。H22はその北の南箕輪村でも発生が確認されました。

H23年の松枯れの被害量は伊那市でなんと2000m3強。およそ2000本の松が枯れたことになります。

本日時点で私の目視による観察で松枯れを確認した地点を写真に示しました。県などの公表によると、蔓延ラインは標高800m付近とされていますが、南から広がっているという形です。
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昨年の夏は暑かったためか、一気に発生場所が北上した感じがします。お近くにお住まいの方で、「ここで枯れている!」とお気づきの方は情報下さい。松枯れマップを更新していきたいと思います。

さて、写真の①の松枯れ発生場所。1箇所だけ高い標高のところで気になります。
実際行ってみると。こんな感じです。
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山主さんと交渉し、切らせてもらうことに。松枯れのアカマツ材は薪としてよく燃えるそうで、薪ストーブを使う方が買い取ってくれることになりました。なんとか進行を止めたいものです。
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by k1ro_kanai | 2013-02-03 23:45 | Comments(0)

難しい庭木の伐採

南アルプスを望む丘に建つ家の方から木を切ってほしいとお願いを受けました。

庭に10年前に植えたケヤキ。ぐんぐん成長して、根が、家の基礎を持ち上げ始めてしまったため、切ることにしたそうです。木のパワーはすごい。
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しかし、このケヤキ、ご覧の通り庭の真中にあって倒すわけにはいきません。こういうときは木に登って上から切り落としていく方法をとります。特殊な道具を使った伐採。自分自身1人でやるのは初めての仕事です。

あらかじめ準備した道具で木に登ります。ロープとハーネスと呼ばれる安全帯でしっかり体を固定して、樹上での作業です。時間がかかりましたが、まずは上方で広がった枝を切り落としました。
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そして、枝をきり落とし、背が低くなったところで根本から抜倒しました。庭を傷つけずうまく倒すことができました。
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切り倒したケヤキは、こちらの家の奥様のご実家で風呂を炊く用の薪として使われるそうです。およそ軽トラック1台分の薪ができました。
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これくらいの量の薪を購入するくらいの価格で伐採ができたので、施主さんも助かったようです。
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by k1ro_kanai | 2013-02-02 23:05 | Comments(0)

信州伊那谷ー山から社会を考えよう
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