細々、山に生きる

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1本の木の価値をいかに高めるか②

「最も価値の上がる切り方」で切り刻んだ丸太は出荷先別に山にして仕分けます。この仕分け作業も考えさせられます。樹種や規格によってそのそれそれの丸太を高く買ってくれる出荷先が違うからです。今回は大きく3つに分けました。
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アカマツの太い部分は今年から稼働し始めた大型製材工場へ出荷することにしました。距離が遠いため運材費は高くなりますが、丸太を高く買ってくれるためです。
アカマツのまあまあの材とヒノキのある規格範囲内の丸太は近くの丸太市場へ出荷します。せりで価格が決まるので落札されるまで価格はわかりません。私たちがドキドキする部分です。
細い丸太やアカマツの曲がり材で4mの長さで切れたものは地域の薪業者に買い取ってもらいます。こうした材を市場で売ることもできますが、薪より安くなってしまいます。

さらに売ります!
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中途半端な長さの丸太や、大節があったりコブがあったりする丸太も売ります。これは現場で薪の長さに切って軽トラに積み薪業者さんに持ち込みます。原木で持ち込むより高く買い取ってくれます。十分収支も合います。
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さらに、市場で高く売れなそうだが薪にするにはもったいない部分↓
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これは軽トラで製材所に持ち込み、板にして後日売るか自分で使うことにします。

これで幹の部分はほとんど林内からなくなり価値あるものに変わったことになります。

ただ、毎回悩ましいのが大量に出る枝葉です。。結局残置していますが、これもどうにか売れればいいのになと思います。何かよいアイデアないものでしょうか。。
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by k1ro_kanai | 2015-02-26 22:43 | Comments(0)

1本の木の価値をいかに高めるか①

きこりの大事な仕事の1つは木を売ることです。切った木をいかに高く売るかが求められます。

樹種ごとの価値(価格)、使用用途(流通先)など頭に入れておくことはまず重要です。そして同じ木でもどこで切るかによって販売単価が変わってきます。細めの柱材なら4mで切るより3mで切る方が良い、板材なら2mでもよいなどなど。
このように倒れた木を丸太に切り分けていく作業のことを「採材」「造材」などといいます。

例えばこのアカマツ、アカマツは曲がりが多いので採材に頭を悩ませます。
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倒れた丸太を、、、
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こんなふうに切ります。アカマツは曲がりを生かした梁としてを価値を付けられますが、今回は床材を作る工場で高い値段で買ってくれそうなので曲がりを抑えるように4m、2mで切り分けます。
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梢の方は節が増えます。こうしたところは用材としては価格が下がるため薪材として売るように仕分けます。
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by k1ro_kanai | 2015-02-26 21:50 | Comments(2)

大切な下見

伐採する現場の下見へ行ってきました。仕事をするときは、「依頼」→「下見」→「見積」→「正式依頼」→「作業」という流れで行います。最後の「作業」の前が実は大変です。「どうやってどこに倒すか」、「何人で何日かかるか」、「どんな機械を使うか」、「伐採した木はどのくらいで売れるのか」などなど検討事項がたくさんあります。

下見をしっかりして見積をしないと実際の作業に影響が出ます。これまでも甘く見積ったため実際の作業費が見積額をオーバーしてしまったケースもあります。当然この場合、赤字で、自分の貯金を切り崩さざるを得ません。
逆に余裕をもって見積をすると、依頼者の予算もあることなので仕事を断られます。
自分の場合どちらかというと前者が多いですね。(まずい、、)

的確な見積をすることが大切です。

さて今回の現場は、、、おそらくこれまで仕事をしてきた中で最高難度の現場です。
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写真のお墓の周りの木を切ります。そしてそれを搬出し、住宅用の材料として使いたいというものです。
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遠くからの写真。赤の丸をした場所の木を切ります。とにかくまずは「できます」と応対です。また作業の様子を報告します。
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by k1ro_kanai | 2015-02-25 21:25 | Comments(0)

製材所見学

冬は製材所へ丸太を持っていく機会が増えます。  冬は木の含水率が低く、良質な材を製材できるからです。
こちらの製材所では、先日、納品した住宅用の構造材の製材中でした。丸太の小口に書かれた数字にならって指示通りの寸法に柱、板など挽いて行きます。

山の木が伐採され、製材され、使われる流れを実感できる林業がやっぱりいいですね。
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by k1ro_kanai | 2015-02-12 23:36 | Comments(0)

生きる力 「焚き火」

ここのところ朝は氷点下10℃を下回り、現場に着くなり焚き火です。

昨日の焚き火の後。灰だけになってしまっているように見えますが、その灰を取ると、、
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灰の下にはちゃんと「オキ」が残っています。
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そこに必殺、「すぎっぱ」(杉の葉っぱ)を乗せて、一息フーっと吹くと。。
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着火!マッチ等不要です。そのあとは細めの枝を「ゴボウ積み」。こう積むと熱が逃げず火が勢いつきます。
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昼頃に太めのナラの木を入れておけば翌朝までオキが残ります。

子供達にとって、こういうことを身に付けることが「生きる力」になるんじゃないかなー。火を使えるようになって文明を手にした人類が、火を使えなくなって滅亡することがなければいいです。
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by k1ro_kanai | 2015-02-03 21:52 | Comments(4)

夕暮れの甲斐駒ケ岳

甲斐駒ケ岳2967m。自宅付近より。
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by k1ro_kanai | 2015-02-01 21:44 | Comments(0)

信州伊那谷ー山から社会を考えよう
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